自然な走り方へ
現在売られているほとんどの靴は踵とつま先のソールの厚さが2:1の比率(踵がつま先部分に比べて倍の厚さがある)で作られています。
アルトラのゼロドロップシューズは、その比率が1:1で踵と、つま先部分が同じ高さになるようにデザインされています。これは、本来素足で走ったり、歩いたりするときと同じ角度で足低部分が地面に接地する事ができ、最も自然な歩き方であると考えられています。
長年、踵にクッションが高い靴を履き続けていた影響で、その状態に慣れてしまったアキレス腱や、ふくらはぎの筋肉をもう一度鍛え直しましょう!
その人の運動履歴や、筋肉の状態、走り方の特徴にもよりますが、沢山の方達が最初に経験するのが、ふくらはぎの痛みです。正しいトランジションの方法を学び、確実に安全に、自然で効率が良く、安全な走り方を身につけましょう。
今までの踵部分にクッション性のあるシューズを履いていた人が、アルトラのようなゼロドロップシューズや、ミニマリストシューズに移行する場合、じっくりの「自然の走り、歩き」に慣らして行かないと行けません。それを「トランジション」と呼び、自然で、安全な走り方を身につける上で最も重要な事です。
まず、アルトラのシューズにかえた直後は約10分の1の距離に変更して、ゆっくりと、安全にトランジションしましょう。
例えば、毎日8キロ走る人の場合:
- 800メートルくらいの軽いジョギングで最初の日は終わらせる。
- 次の日に足底、足首、膝、腿、腰の調子を確かめる
- 各部位の状態をじっくりと確認し、筋肉痛や違和感が無い事を確認しましょう。
- もし、すこしでも違和感を感じたりしたら、距離を減らしてください。
- 問題が無ければ次の日に800メートルずつ距離を増やして行く。
これを10日間ほど続ければ問題なく、ゼロドロップのシューズで長距離を走れるようになります。
一番重要な事は、自分の体の状態をしっかり把握する事です。
無理のないトランジションを心がけてください。