尾瀬の歩荷 渡部努さんに聞く、アルトラ「オリンパス6」の魅力と歩荷の仕事

尾瀬で長年にわたり「歩荷(ぼっか)」として働いている渡部努さん。アルトラの「オリンパス4」や「オリンパス5」を愛用されてきましたが、今回新たに登場した「オリンパス6」の履き心地について伺い、同時に歩荷という仕事についても取材させていただきました。

35年の経験を誇る歩荷のプロフェッショナル

渡部さんは57歳、35年のキャリアを持つベテラン歩荷です。彼が毎日背負う荷物はなんと70〜80キロ。これを日常的に運ぶというのですから驚きを禁じ得ません。行き先は鳩待峠から尾瀬小屋まで。GPSウォッチで計測すると、片道9.39キロ。この距離を、あの重量を背負って毎日歩いているのです。

「オリンパス6」のミッドソールを見てみると、渡部さんが片足に体重をかけると深くへこんでおり、その負荷の大きさを物語っています。渡部さんは毎日のケアも欠かさないといいます。

70キロの荷物を背負うということ

実際に70キロの荷物を体験させてもらいましたが、立つことすらできませんでした。渡部さんは「コツがあるんですよ」と言っていましたが、それを背負って10キロ近く歩くなんて信じがたいものです。荷物の高さもあるため、バランスを崩さないよう慎重に歩く必要があります。しかし、渡部さんは安定感のある足取りで、雨に濡れた滑りやすい木道や石の上も安定して進んでいきます。その一歩一歩が実に正確で、35年の経験が感じられました。

表情の変化

もちろん、途中で休憩も入れます。休憩場所は決まっているようで、段差に腰掛けて背負子を置くと、真剣な表情からふっと笑顔に戻ります。しかし、再び背負子を担いで歩き始めると、その顔はまたプロフェッショナルのものに。歩荷の仕事に対する真摯な姿勢が伺えます。タイミングによって話しかけやすいときと、集中して歩いているときがあるのも印象的です。

一日として同じ景色はない

尾瀬小屋に到着すると、渡部さんは汗をかいた服を着替え、昼食をとります。そして軽くなった荷物を背負い、来た道を再び歩いて戻ります。「一日として同じ景色はない」と渡部さんは語ります。「それが35年続けられた理由ですね。行きと帰りでも景色は違うんですよ」と。

アルトラ「オリンパス6」の魅力とは?

そんな渡部さんが長年愛用するアルトラシューズ。今回は「オリンパス6」の感想も伺いました。

「足先が広く、しっかり地面を掴む感覚があるのがいいですね。ゼロドロップも自然で心地良いです。以前のオリンパス5も滑りにくかったですが、6はさらにグリップ力が増して、石に張り付くような感じです。石段を歩いても安定していて、クッションが柔らかいので尖った石を踏んでも足裏に負担がかかりません」

 

オリンパス 6 MENS オリンパス 6 WOMENS

 

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