シューズレビュー(池田 祐樹さん)@TIMP4
国内外問わず精力的に活躍されているプロマウンテンアスリートの池田祐樹さん。
2023年3月にオーストラリア タスマニア島で開催された「クナニマウンテンラン」レースでは、彼のお気に入りであるTIMP4で参戦。初代TIMPから履き続けているという池田さんに最新のTIMP4はどのように映ったのでしょうか。
使用シューズ
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モデル:TIMP 4(ティンプ4)
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カラー:Light Blue(ライトブルー)
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サイズ:MENS US 9.5 inch (27.5cm)
■実際に履いてみたシューズの所感を教えてください。気に入ったポイントなどありましたら併せて教えてください。
Timpシリーズは私のお気に入りで、初代から履き続けています。今回のTimp4は、長距離トレイルで走りやすいコンセプトはそのままに、フィット感とテクニカルトレイルへの対応力が向上していることを感じます。
■サイズやフィット感はどうでしたか。
前作と比べるとデザインが一新され、よりトレイル向きになった印象を受けます。水捌けの良さなど細かい機能のアップデートも嬉しいポイントですね。
サイズ感はそこまで変わっていないように思いますが、若干ゆったりしているようにも感じました。フィット感は全体的に良く、特にヒール周りのホールド感が増している点がすごく好みです。ソールは少し柔らかくなった感じも受けましたが、程よいクッションで長距離でのダメージを軽減できるのではと思います。
■今回はどのようなシチュエーションで使用しましたか?また、このモデルはこういったシーンでも活躍しそうだという想定ができそうであれば教えてください。
オーストラリアはタスマニア島で開催されたオーストラリアナショナルチャンピオンシップ大会「kunanyi Mountain Run」(67km, 4000m±)で実戦使用しました。
岩場から木の根、ウェットな路面、スムーズな林道など、バラエティに富んだ地形でしたが、問題なく対応できました。横方向へのホールド感が若干欲しい時はありましたが、スムーズな路面での走りやすさや、履き心地の良さなど、総合力が高いシューズだと感じました。クッション性の高さがダメージを最小限に抑えてくれて、終盤でもペースをキープすることができ、結果総合4位という好成績を収められました。
特にスムーズな路面で恩恵を感じているので、今後は走りやすい100マイルコースではTimp4でチャレンジしたいと思っています。
■シューズを選ぶ際、重要視しているポイントを教えてください。
目的に適した機能も大切ですが、一番は自分の足にあっているかどうかを重要視しています。足に合っていなければ素晴らしい機能も発揮されないので、試し履きを入念に行なってからシューズを選択しています。