ALTRA JAPAN アンバサダーのシューズレビュー(山下 晃和さん)@TORIN 5 LUXE
トライアスロン、トレイルランニング、登山、パックラフト、サーフィン、スニーカー収集や、自転車全般ほか、旅行やキャンプ 等々、多趣味な 山下 晃和さんの本業は、ファッションモデル。豊富な経験と多趣味さからトラベルライターとしても活躍中です。
さまざまなシーンで活躍間違いなしの、今季の最新作 TORIN 5 LUXE(トーリン5ラックス) のレビューをいただきました。
使用シューズ
- モデル:TORIN 5 LUXE(トーリン5ラックス)
- カラー:Black/Black(ブラック/ブラック)
- サイズ:MENS US10 inch (28.0cm)
■実際に履いてみたシューズの所感を教えてください。気に入ったポイントなどありましたら併せて教えてください。
足入れがしやすく、アルトラらしいフットシェイプデザインが足先の自由度を高めてくれます。ここのところ履いていたロードシューズはアウトソールが薄いバニッシュ、ワンなど。トレイル用はローンピーク、キングがメインだったので、久々にボリューミーなソールでした。とはいえ、走っていて重たい印象はなく、足運びはしやすかったです。
以前のトーリンはIQというBluetooth接続できたタイプを履いていたのですが、それに比べてよりゼロドロップ(かかとからつま先まで平らになっている)を感じます。
IQはどちらかというとやや後傾しているような感覚がありましたが、新作は接地感が増していて、立っているだけでも心地良さがあります。
※ONE V3(ワン)は販売終了しています。
※TORIN IQ(トーリンIQ)は販売終了しています。
■サイズ感やフィット感は前作に比べてどうでしたか。
サイズ感は以前のタイプとほぼ同じです。ただ、前述した足入れの良さは、アッパーがニットだからだと思います。非常に柔らかくてしなやかです。少し自由度が増したので、フィット感は少し抜けたのですが、これがかえって、足の指で地面を掴めている感覚が伝わるので、路面を足でバウンドさせるときに楽に前に進みます。
なので、前作はある程度走力がある人しかアルトラらしさが分かりにくかったのですが、今回の方がビギナーからエリートランナーまで全ての人がアルトラの持つ特徴が分かると思います。
※サイズ感には個人差があります。
■今回はどのようなシチュエーションで使用しましたか?また、このモデルはこういったシーンでも活躍しそうだという想定ができそうであれば教えてください。
まだ入手して間もないので近所でのランニング(いつもレースがないときは4〜5kmくらいにしています)と街履きにしかしていないのですが、とにかくデザインが良いのが特徴だと思います。
ニット素材で落ち着いたカラーリングなので、通勤ランなどに履きたくなりますね。僕の場合は、都内のスタジオでモデル撮影をしたあと、家までランで帰ると行ったシチュエーションに。
アルトラのシューズのデザインは年々良くなってきていますが、今回は一気に飛び級したくらいファッショナブルで驚きました。カタログには「コーヒーショップに立ち寄ることも。」なんて書いてありましたが、まさにカフェに寄り道して行きたくなります。
ちょっとカチッとしたビジネスシーンにも、ストリートなファッションにも合わせられるので、アルトラでは珍しいと思います。インスティンクト・エブリデイ以来です。
見た目だけにとらわれがちですが、ALTRA EGO MAXという最新の素材を使用しているので程よい反発とクッション性もあり、軽量なのでレース使用でも何ら問題ないと思います。
■シューズを選ぶ際、重要視しているポイントを教えてください。
自分はライターとして、シューズの原稿を書く仕事もしているので、色々な箇所を見るようにしています。ファッションとスポーツは全く見るところが違いますが、どちらもはじめはデザインやカラーリングで判断すると思います。その後、ランニングシューズの場合は下記のチェックポイントを見ていきます。
まずは、アウトソールのパターン。ロードなら雨の日のコンビニ、駅のホームなどで滑らないようにサイピングを。トレイルならトレッドパターンとコンパウンドの硬さをチェックします。耐久性はつま先の接着面を入念に見れば分かります。インソールを抜いて、中の縫製を見ることもあります。ここが甘いと意外と壊れやすいからです。
シューズのアッパーに対してどのくらいアウトソールが張り出しているか。ここでスタビリティ重視なのか、スピード重視なのかも判断できる材料になります。
シューズのインプレッションの仕事のときは、ブランド毎に左右とも履き替えるのではなく、必ず左右違うシューズを履くようにしています。そうすることで、差が明確に分かります。ぜひ、店舗で買うときに試し履きする際はやってみてください。
僕自身は昨年、膝の手術をしたので、今年はレースというレースに出られるかは分からないのですが、トライアスロンやトレイルランが好きなので、復帰に向けてトレーニング中です。